@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00218972,
 author = {山崎, 雅文 and 今村, 智史 and 本田, 巧 and 笠置, 明彦 and 田渕, 晶大 and 中尾, 宏 and 福本, 尚人 and 中島, 耕太},
 issue = {34},
 month = {Jul},
 note = {古典コンピュータ上で動作する量子コンピュータシミュレータは,実際の量子コンピュータやその上で動作する新たな量子アプリケーションの開発に必要不可欠である.特に,全ての状態ベクトルをメモリ上に展開し各種ゲート処理を進めていく「状態ベクトル方式」の量子回路シミュレータは,任意のゲートを,任意の深さでシミュレーションを行う事が可能であるため,量子アプリケーションのデバッグや将来の量子コンピュータの検証に利用可能である.しかし,必要とするメモリ容量,演算量は量子ビット数に応じて指数関数的に増加するため,コンピュータ単体のリソースを容易に超えてしまう.そこで我々は,A64FX ベースのクラスタシステム上で大規模シミュレーションに最適化された並列分散処理に対応したシミュレータ mpiQulac sを開発し,64 ノードのクラスタシステム「等々力 (Todoroki)」を用いて最大 36 量子ビットまでのスケーラビリティを評価した.mpiQulacs は理想に近いスケーラビリティを発揮し,既存のシミュレータとの比較において,最高の性能であることを確認した.また,新しい指標 Quantum B/F ratio (QBF) を定義することで,「等々力」上で動作する mpiQulacs が,他の汎用 CPU ベースや GPU ベースのクラスタシステム上で動作するシミュレータよりも,分散状態ベクトルシミュレーションの要件に適していることを示した.},
 title = {mpiQulacs: A64FXベースのクラスタシステムに最適化した量子コンピュータシミュレータの開発},
 year = {2022}
}