@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00218768,
 author = {森崎, 颯太 and 藤井, 啓祐 and 御手洗, 光祐 and 中川, 裕也},
 issue = {9},
 month = {Jun},
 note = {分子ハミルトニアン位相推定を誤り耐性量子コンピュータで行う際には,ハミルトニアンの係数を確率振幅として持つような状態準備量子回路が必要になる.誤り訂正のためのオーバーヘッドが大きい T ゲートの多くはこの状態準備量子回路に含まれるため,この回路に含まれる T ゲート数がアルゴリズムの全体の計算量に大きく関わる.本研究では,自動量子回路エンコーダーという任意の量子状態を作る方法を用いることにより状態準備量子回路をより少ない T ゲート数で構成する新たな手法を提案する.先行研究では多くの補助量子ビットが必要となるという問題があったが,提案手法では補助量子ビットを一切必要としない.量子状態準備は最新のアルゴリズムのサブルーチンとして利用されるため,アルゴリズムを実行するために必要となる量子ビット数を大幅に削減することができる.提案手法の性能評価として,生成した状態準備量子回路の T ゲート分解を行い,アルゴリズムが必要とする精度を達成するために必要となる T ゲート数を評価した.結果として,補助量子ビットを使わずに厳密に量子状態準備を行う構成と比較して必要な T ゲート数を大幅に減らすことが出来た.初期の誤り耐性量子計算においては,利用できる論理量子ビット数が限られることが予想され,補助量子ビットを用いない本手法が適していると考えられる.},
 title = {分子ハミルトニアン位相推定のための状態準備量子回路の最適化とTゲートリソース推定},
 year = {2022}
}