@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00218626, author = {大林, 武 and 安藤, 大樹 and 池田, 実}, issue = {56}, month = {Jun}, note = {水産業は豊かな食文化の基盤であり,また地域経済を支える産業としても重要である.しかし漁獲対象種の資源量は減少傾向にあるため,漁業資源を適切に管理していくことが持続的な水産業には欠かせない.栽培漁業は人工繁殖させた稚魚を放流することで資源量を維持・増加させる方法である.例えばヒラメは,宮城県をはじめ日本各地で栽培漁業が行われており,年間の放流量は約 2000 万尾にのぼる.一方,栽培漁業では遺伝的多様性のレベルが低下した稚魚を大量に自然界に放流するため,対象魚種の遺伝的多様性を減少させてしまう懸念も指摘されている.野生集団の血縁度を正確に推定し,その年次変化を捉えることができれば,栽培漁業の適切な運用をデータから支えることができる.そこで本研究では,マイクロサテライト DNA プロファイリング法に基づくヒラメの野生集団の血縁推定において,偽陽性をコントロールする方法を検討した.一般にある個体ペアの DNA プロファイルが特定の血縁関係を支持するかは尤度比で評価できる.しかし,野生集団における血縁は一般に薄いため,偽陽性の扱いが問題になる.本研究では DNA プロファイルのパーミュテーションにより尤度比が評価できることを示す.}, title = {野生ヒラメの血縁推定における尤度比のパーミュテーション検定}, year = {2022} }