@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00217626,
 author = {永山, 翔太 and Shota, Nagayama},
 issue = {4},
 month = {Mar},
 note = {量子インターネットにおけるエラー管理手法として期待されている量子もつれ蒸留は,複数のノードにまたがるステートフルかつ確率的な処理を必要とし,通信網にとって大きな負荷となると目される.現在のインターネットの歴史に鑑みると,エラー管理のためにエンドツーエンド原理が考案され,通信網での処理が簡略化されて資源効率が向上し,インターネットのスケーラビリティに大きく寄与した.本研究では,量子インターネットの通信資源効率を向上させるため,量子インターネットのエラー管理にエンドツーエンド原理を導入する事を提案する.線形ネットワークでのシミュレーションの結果,エンドツーエンド原理と局所性を用いたエラー管理は,他の設定に比べ,より資源効率が高いことが示された.また,エンドツーエンドエラー管理を用いる場合,誤り耐性型量子コンピュータを利用する等してエンドノードにおける量子ビットのエラー確率を十分に低くできれば,ネットワーク側のエラー確率がエンドノードよりも高くとも,通信網の資源効率を高められる事が分かった.本提案は,量子インターネットの通信容量やスケーラビリティの向上,量子自律システムの相互運用性の向上に寄与するものである.また,量子インターネットのルーティングなどに関する既存研究の一部は,処理が複雑なエラー管理を検討スコープから除外している場合がある.本研究の結果は,そのような研究の仮定に一定の妥当性を与える.},
 title = {線形量子ネットワークにおけるエンドツーエンドの量子もつれ蒸留},
 year = {2022}
}