@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00217299, author = {萬塲, 大登 and 早瀬, 康裕 and 天笠, 俊之}, issue = {13}, month = {Mar}, note = {ソフトウェア開発におけるプログラム理解において,識別子名はドメイン知識のための重要な情報源となり得る.このためプログラムの識別子には適切な名前を与える必要があるが,適切な命名にはソフトウェア開発への熟練を要する.このような命名作業を支援するために,開発者に識別子名の候補を推薦する手法が提案されている.そのうち,メソッドの構文的な性質とメソッドの呼び出し関係を同時に考慮してメソッド名を推薦した手法では,構文的な性質のみを考慮して推薦した手法と比べ,推薦精度が向上した.このことから,プログラムを複数の観点で考慮することが推薦精度の向上に有効である可能性があると考えられる.そこで本研究では,開発者にクラスの名前を推薦するにあたり,構文的な性質とプログラム要素同士の関係を同時に考慮する手法を提案する.我々の研究グループは以前に,オブジェクト指向プログラムの要素関係を学習してクラス名を推薦する,グラフニューラルネットワークを用いた手法を提案しており,提案手法ではこれに構文的な性質を考慮する機構を追加する.すなわち,プログラムの要素関係とクラスの近傍のメソッドの抽象構文木を同時に考慮して,クラス名を推薦するグラフニューラルネットワークを構成する.抽象構文木を考慮する機構を追加する前のベースライン手法と,機構を追加した提案手法のそれぞれでクラス名の推薦精度を調べる実験を行い,クラス名推薦においてプログラム要素の関係と構文的な性質を同時に考慮することの有効性を考察する.}, title = {オブジェクト指向プログラムの要素関係とメソッドの構文木を併用したクラス名推薦}, year = {2022} }