@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00217216, author = {久保, 龍哉 and 小池, 亮 and 高前田, 伸也}, issue = {62}, month = {Mar}, note = {DRAM の代替技術として急速に普及している不揮発性メモリ(NVM)技術は,盗聴,改ざん,リプレイ攻撃などのセキュリティ上の脅威にさらされている.データの暗号化と整合性検証がこれらの攻撃から NVM を保護するための標準的な技術であるが,いずれも性能上のオーバーヘッドが発生する.加えて,安全なシステムには,電源喪失時のデータ復元性も必要である.整合性のためのハッシュ木更新のオーバーヘッドが依然として重大な性能ボトルネックとなっていて,商用の NVM ではクラッシュが発生した場合,攻撃者にさらされる NVM にデータを排出することでデータを永続化させるため,不揮発性領域は依然として安全ではない.本論文では,多重集合ハッシュ関数がメタキャッシュ上のハッシュノードを検証し,データの整合性更新とクラッシュ後の回復を効率的に行い,NVM を安全にする新しい整合性検証方式を提案する.メタデータキャッシュの状態を追跡するために,2 つの多重集合ハッシュを含むチップ上の 2 つの不揮発性レジスタを利用する.比較的単純な実装でありながら,整合性データの Write Back 更新を可能にし,メタデータのアクセス回数の削減に貢献する.本研究の性能を評価するため,Gem5 シミュレータで評価を行った.実験の結果,提案方式では,アプリケーションの実行時間を 18% 削減し,NVM への書き込みを 6% 削減することに成功した.}, title = {不揮発性メインメモリにおける効率的な整合性検証手法の検討}, year = {2022} }