@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00217207, author = {津村, 雄太 and 川角, 冬馬 and 見神, 広紀 and 川上, 大樹 and 細見, 武郎 and 追立, 真吾 and 木村, 啓二 and 笠原, 博徳}, issue = {53}, month = {Mar}, note = {工場の自動化に伴い,製造装置の制御に使われる PLC (プログラマブル・ロジック・コントローラー)が広く普及している.PLC は従来の電磁リレーと比べて制御内容の変更が容易であり,保守性の面で優れている.PLC の制御プログラムとしてはラダープログラムが主流である.ラダープログラムは論理演算を主体とする条件部と条件によって実行される命令を含む結果部からなる回路ブロックが順に並んで構成されている.製造装置の大規模化・複雑化と共にラダープログラムも大規模化しつつある.その一方で,PLC で使用する CPU は信頼性・耐久性の面から高周波数化による高速化は適せず,マルチコアによる高速化が必要であるが,多くの並列処理が対象とするループ並列性はラダープログラムにはほぼ存在しない.そこで本稿では,ラダープログラムから処理間の並列性を OSCAR 自動並列化コンパイラにより抽出する手法を提案する.本手法では,OSCAR コンパイラによる並列性抽出のため,まずラダープログラムを C プログラムに変換する.その後,コンパイラのプログラムリストラクチャリング機能により条件分岐の隠蔽とタスク粒度の調整を行い,並列性解析を行う.ラダープログラムを C プログラムに自動変換する処理系を開発し,駐車場制御プログラム,ボトルのパッキングプログラム,及び PC 部品の製造プログラムを用いて評価した.評価の結果,これらのプログラムから 3.6 倍,4.0 倍,1.2 倍の並列性をそれぞれ抽出でき,OSCAR 自動並列化コンパイラによるラダープログラムの並列性抽出が有効であることを確認した.}, title = {OSCAR自動並列化コンパイラを用いたラダープログラムの並列性解析}, year = {2022} }