@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00217196,
 author = {胡, 思已 and 伊藤, 真紀子 and 吉川, 隆英 and 近藤, 正章},
 issue = {42},
 month = {Mar},
 note = {疎行列ベクトル積(SpMV)の演算カーネルは計算科学のアプリケーションをはじめ,グラフ処理や機械学習などで利用される重要な計算カーネルである.SpMV カーネルはデータアクセスに対して演算数が少なく,また疎行列データの再利用性がないため,特にメモリアクセスが計算処理のボトルネックになることが知られている.メモリとのデータ転送量を削減するためにデータ圧縮を利用することも考えられるが,疎行列データは通常倍精度浮動小数点データであり,可逆圧縮では圧縮効率低く,また復号化のレイテンシも問題となる.本稿では,メモリアクセスインタフェースにデータ精度変換機構を設け,高精度が必要ない計算の前半ではメモリアクセスの際に倍精度浮動小数点データをより低精度なフォーマットに変換することでデータ転送量を削減する手法を検討する.さらに,疎行列データを管理するための配列データも圧縮して転送することで,より高いメモリアクセス効率の達成を目指す.CG 法のカーネルを用いて評価した結果,精度変換・圧縮機構によりデータ転送量を最大で 1/3 倍程度削減でき,性能を 1.9 倍程度向上できることがわかった.また,いくつかの行列データにおいて,収束速度は倍精度浮動小数点を利用した際とあまり変わらないことがわかった.},
 title = {メモリアクセス時データ精度変換機構によるSpMV処理の高速化の検討},
 year = {2022}
}