@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00217174, author = {李, 袁忠 and Li, Zihan and 鵜川, 始陽 and 塩谷, 亮太}, issue = {20}, month = {Mar}, note = {現代では様々な機器や装置が組み込みシステムと呼ばれる小型のコンピュータシステムによって制御されている.組み込みシステムでは C 言語などの低級な言語による開発が現代でも主流であり,その開発効率が問題となっている.その理由の 1 つとして,組み込みシステムでは搭載されるプロセッサやメモリ量などの制約により,より高機能なスクリプト言語などの導入が困難なことがある.これに対し,本研究ではハードウェアによるメモリ圧縮により,スクリプト言語ランタイムによるメモリ使用量の削減を目指す.従来からキャッシュライン間のデータ重複を除去することによりデータを圧縮する手法が提案されているが,それらの手法ではランタイム上のデータ構造を把握できないため,効率的な重複の除去が行えなかった.これに対し,本論文ではランタイムとハードウェアを協調させることで,効率的なメモリの圧縮を行うAligned Objects Based De-duplication (AOBD) を提案する.AOBD では,ランタイムがメモリ上の構造体やオブジェクトをキャッシュ・ライン単位に揃えて配置し,その上でそれらの型の情報をハードウェアに明示的に指示する.これにより,ハードウェアは同じ型のデータが格納されたライン間のデータの重複の効率的な除去が可能となり,高い圧縮率を実現する.組み込み向けの JavaScript ランタイムを使用した評価の結果,提案手法は既存手法と比べ平均 22.3% 圧縮率が向上した.}, title = {オブジェクトの型を利用したキャッシュラインの重複除去によるハードウェアメモリ圧縮の高効率化}, year = {2022} }