@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00217016,
 author = {矢原, 裕大 and 加藤, 新良太 and 髙井, 峰生 and 石原, 進},
 issue = {32},
 month = {Mar},
 note = {災害時,道路の不通箇所や避難所の位置等の災害情報を避難者や災害対策機関の間で共有することは,迅速な避難を可能とするための喫緊の課題である.筆者らは,通信インフラ不能時でも情報共有を可能とするために,異種無線混合 DTN を用いた災害情報共有システムを提案している.本システムでは,Wi-Fi や Bluetooth 等の短距離広帯域無線通信と,LoRa や DCR 等の長距離狭帯域無線通信を併用し,かつ DTN (Delay/Disruption Tolerant Network) を用いる.DTN では,人等の移動通信ノードが情報の運搬や中継,転送を担うため,情報を共有できるかどうかは,人の動きや他の人と出会うタイミング,密度等と密接に関係する.人もまた,災害情報取得によって移動量や移動パターンを変更する可能性があるため,DTN を用いた情報共有と避難行動の相互影響を考慮した情報配信を行う必要がある.そこで,本稿では DTN を用いた災害情報共有と避難行動が相互に与える影響を調べるために,マルチエージェントネットワークシミュレータにて異種無線混合 DTN を用いて不通道路情報を共有した際の避難者の行動を観察し,避難者の避難時間を評価した.その結果,異種無線混合 DTN を用いて不通道路位置を共有することで避難者の避難時間を短縮できることがわかった.また,避難路上に固定の中継ノードを設置し,複数種類の無線通信手段を用いることで,情報共有の可否が避難者の行動に完全に左右されることはなく,避難が遅れて孤立した避難者にも情報提供が可能であることがわかった.},
 title = {避難行動シミュレーションを用いた異種無線混合DTNによる災害情報共有が避難に与える影響の評価},
 year = {2022}
}