@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00216800, author = {土屋, あんな and 加藤, 朗 and 砂原, 秀樹}, issue = {44}, month = {Feb}, note = {個人情報を取り扱うサービスでは,利用者から事前に同意を得ることを前提としており,現在多くの企業で利用規約やプライバシーポリシー(以下「利用規約等」という.)を提示して同意を得る方法を採用している.しかし,ほとんどの利用者は利用規約等の文章が長く難解であるなどの理由からを読まない又は理解せずに同意している.利用者が内容を正しく理解せずに同意した場合,利用者は想定外の不利益を被る可能性がある.そこで本研究では,普段利用規約等を読まないような個人情報の取り扱いに関してリテラシーがあまり高くない人でも利用規約等の内容を最低限理解できるようにすることを目的とし,文章で書かれた利用規約等(以下「文章表示」という.)から重要度の高い情報だけを抜き出して分かりやすく表示(以下「ダイジェスト表示」という.)する方法を提案した.本研究では,文章で書かれた利用規約等から抽出する重要度の高い情報として,利用者がサービスを利用する際のメリットとリスク,日本の個人情報保護法で個人情報を取り扱う事業者が利用者に対して公表又は通知,同意取得が必要な項目を選定した.表示方法では,長い文章や難解な法律用語を減らし直観的に理解できるようにするためアイコンを用いて,各項目を 5W1H に対応させて表示した.結果として,利用者の関心のある項目や表示の好みにばらつきがあるため,単純にダイジェスト表示にするだけでは理解度が上がらず,理解度には分量に加えて,表示位置や利用者の関心,一般的な内容かどうかが影響する可能性があることが分かった.また,利用規約等の閲覧時間について,文章表示の場合でも画面の上の方に表示すると利用者が時間をかけて読むことや利用規約等の閲覧時間と理解度に相関はなく,時間をかけて読んでも利用者と企業の間で認識のずれが生じる可能性があることが分かった.}, title = {利用規約及びプライバシーポリシーのデザインと理解度の評価}, year = {2022} }