@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00216213, author = {山口, 琢 and 新美, 礼彦 and 大場, みち子 and Taku, Yamaguchi and Ayahiko, Niimi and Michiko, Oba}, issue = {7}, month = {Jan}, note = {論文の執筆や調査では,目的と考察がかみ合わない,あるいは背景ばかり膨らむが自分が行った研究方法や結果に書き進められない/書かれていないといった場面に遭遇することがある.ワークシート作文ツールの Topic Writer では,どのような文章でも,先頭から順に書く傾向が見られた.ワークシートによって必要な部分を示すことはできても,部分の整合性を意識付けたり,書く順序を誘導したりするのは別問題である.アプリケーションの機能によって,文章内の隣接関係を飛び越えて互いに関係する部分を意識させて,リニアな順序とは異なる順序で書くことを誘導したい.そこで,通常は画面や紙面上で I 字型に配置される文章の部分たちを,画面上で V 字型あるいは Λ 字型に折り曲げて配置して編集できる V 字エディタを開発する.これは,ソフトウェア開発の V モデルを参考にしたものである.エディタにはいつ・どの部分を・どの配置のビューで編集したかを記録する機能を持たせ,編集順序の観点で分析して V 字配置の効果を評価する.文書が抄録であれば,「研究方法」に続いて「結果」と書き始めてシリアルな順序とは異なる順序で書き進めたり,「研究方法」と「結果」,「目的」と「考察・結論」など左右に並んだ部分を交互に編集したりするような傾向が見られることを期待している.そのような結果が出れば,V 字や Λ 字配置に効果があり,リニアな隣接関係や順序にかかわらず部分間の関係を意識させ,書く順序を誘導できたと言えるだろう.V 字エディタはほぼ完成しており,今後は,ライティング・スキルの授業に導入して評価する予定である.}, title = {文章のV字エディタの開発}, year = {2022} }