@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00216132,
 author = {宮原, 大輝 and 水木, 敬明},
 issue = {4},
 month = {Jan},
 note = {物理的なカード組を用いる暗号プロトコルをカードベース暗号と呼ぶ.カードの裏面は区別がつかないという性質を利用することで,入力に関する情報を一切漏らさずに出力だけを得る秘密計算を実現できる.カードベース暗号に関する研究には,大きく分けて 3 つの目的がある.1 つ目は,人間の手で簡単に実行できる実用的なプロトコルを開発することである.2 つ目は,ある関数を秘密計算する際に必要なカード枚数と手順の必要十分条件を追求することで,カード組を用いる計算の限界を解明することである.3 つ目は教育応用であり,秘密計算の理解を促進するためにカードベース暗号を暗号教育に用いることで,秘密計算の普及に貢献することである.本研究の目的は,1 つ目の実用的なプロトコル開発である.本稿では,市販のトランプカード組を用いる金持ち比べ(大小比較)プロトコルを提案する.提案プロトコルでは,我々が以前に考案した,トランプカードの絵柄のみを開示する部分開示操作を用いる.この部分開示操作を用いると,2 色カード組(オーダーメイドする必要がある)を用いる効率的な既存プロトコルとほぼ同じ効率性を達成できることを示す.},
 title = {部分開示を用いるトランプカード金持ち比べプロトコル},
 year = {2022}
}