@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00214039, author = {大里, 直樹 and 浜田, 道昭}, issue = {2}, month = {Nov}, note = {クロマチン相互作用のアンカーで,転写因子 CTCF は Forward-reverse の向きで多くゲノム DNA に結合する.またエンハンサーの働きをクロマチンループ内の遺伝子に制限するインシュレータとして働く.本研究では公共データベースの実験データを用い,転写因子の DNA 結合配列を様々なデータベースや論文から収集し,CTCF のように遺伝子の転写発現量に影響する DNA 結合配列を探索した.遺伝子の上流や下流に Forward-reverse や Reverse-forward の向きで多く存在し,遺伝子の転写発現量に影響する転写因子の DNA 結合配列を探索する手法を開発した.その結果,ヒトの 4 種類の細胞に共通して,96 の転写因子が見つかり,クロマチン相互作用に関わる既知の転写因子が含まれた.さらに文献を調べ,クロマチン相互作用やクロマチン関連の機能に関わると報告されている転写因子が含まれた.別の手法として,遺伝子のプロモーターへの転写因子の結合を入力データとして,組織間の遺伝子発現差を予測する深層学習の手法を用いて,同様の解析を進めている.eQTL データを用いエンハンサーに結合する転写因子と遺伝子の相互作用を入力データとして加え,各転写因子が遺伝子発現量の予測にどの程度,寄与するかを調べた.CTCF と共にクロマチン相互作用に関わる RAD21,SMC3 が Forward-reverse の向きで存在するときに,遺伝子発現量の予測結果への寄与が有意に大きく,同様の傾向を示した.}, title = {ヒトのエンハンサーと遺伝子相互作用や転写制御に影響する,方向性のある転写因子DNA結合配列の解析法の開発}, year = {2021} }