@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00214020, author = {伊澤, 昇平 and 瀬戸, 謙修}, issue = {11}, month = {Nov}, note = {自動運転用 LSI など高性能なハードウェアは設計期間が増加する問題があり,設計期間の短縮が求められている.そこで,C 言語からハードウェアを自動生成する高位合成が注目されている.現在の高位合成技術では,高性能なハードウェアを設計するために,ソースコード最適化が必要である.コード最適化の 1 つであるループ平坦化は,多重ループを単一ループにする最適化であり,ループ処理の実行時間を短縮できる.しかし,既存のループ平坦化では,元々のループ変数を復元する処理に除算や剰余算が使用されるため,回路面積と消費電力が増加する問題点がある.本論文では,この問題に対処するため,多重ループの内側ループの反復回数を 2 のべき乗に変更することでループ変数復元処理を簡略化する手法を提案する.実験の結果,最適化前と比べ,平均で,サイクル数,総実行時間,消費エネルギーをそれぞれ 8%,20%,12% 削減し,回路面積は 4%,消費電力は 9% 増加した.3 つの例題において,既存のループ平坦化と比較した結果,提案手法は同じサイクル数削減率を達成し,平均で,総実行時間を 18%,回路面積を 31%,消費電力を 64%,消費エネルギーを 84% 削減することができた.よって本論文の提案手法は,高位合成向けループ平坦化手法の 1 つとして有効であることが分かった.}, title = {ループ平坦化におけるループ回数の2のべき乗化による回路最適化}, year = {2021} }