@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00213933, author = {田之頭, 吾音 and 川口, 一画}, issue = {28}, month = {Nov}, note = {本研究では,遠隔地間におけるインフォーマルコミュニケーション生起を目的として,ユーザの視線を相互に伝達し遠隔対話の生起を支援するシステムを提案する.提案システムでは,人間が対話を開始する際に視線が重要な役割を果たすという社会学的知見に基づき,対話の開始に至る視線のやりとりを遠隔地間において再現する.具体的には,各参加者の環境に物理的なアバタを配置し,アバタを介して視線情報を相互に伝達しあう.そして,アバタを介して相互注視が行われた場合に音声通話を接続する.これにより,相手に自分が話しかけたいことを暗黙的に伝達することができ,相手に話しかける行為の負担が低減されると考えた.提案システムの効果を検証するために,作業中に実際にシステムを使用した実験を行った結果,話しかける行為の心理的負担の低減に有効であることが示された.一方,実験結果より,相手の作業状況が伝達されなかったため,「リラックス中だから話しかける」ような偶発的なコミュニケーションが増加しなかった可能性が示唆された.そこで,姿勢情報を用いることにより作業への集中度を提示するというシステムの改善指針を示した.}, title = {視線情報および姿勢を用いたアウェアネス情報提示による遠隔対話の生起支援}, year = {2021} }