@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00213826, author = {石津, 健太郎 and Kentaro, Ishizu}, issue = {6}, month = {Nov}, note = {2030 年以降,5G の後に実現される将来の移動通信システムである Beyond 5G は,身体や空間など現在の様々な限界から解放されたサービスの出現を促し,SDGs の達成や Society 5.0 を支える社会インフラになると期待されている.Beyond 5G には,サイバー空間とフィジカル空間が有機的に融合したサイバーフィジカルシステム (Cyber Physical System, CPS) を基本機能として備えられ,様々なアプリケーションがサイバー空間とフィジカル空間をまたいで実行可能(CPS Ready)になる.サイバー空間やフィジカル空間では,CPS を活用するアプリケーションを支えるための多様な要素技術が組み込まれていく.サイバー空間では,フィジカル空間との間で時空間(時刻や位置)を高精度に同期させ,フィジカル空間における様々なセンシング情報に基づいて,蓄積したデータも利用しながら AI 技術等により予測し,フィジカル空間をアクチュエート(駆動)する. フィジカル空間では,テラヘルツ波通信技術や超高速光ネットワーク技術などによりこの時代に要求される通信性能を満たすとともに,HAPS や人工衛星による非地上系通信により通信エリアを拡張する.さらに,フィジカル空間のリソース(機器,周波数,時間,ネットワーク通信帯域,計算資源,等)はこれまで以上に共有化が進み,有効に活用されていく.このように複雑化する Beyond 5G では,そのシステム構成を画一的に定義することは困難であり,通信やサービスを提供する様々なステークホルダーが利用者の要求に基づき動的にシステムを再構成する機能を備えることになる.これにより,各ステークホルダーは一定の範囲で機能やサービスを提供することが可能となり,Beyond 5G に貢献する機会の増加が期待できる.そのためには,Beyond 5G のアーキテクチャを適切に定義することが,各要素技術を確立していくことに併せて,非常に重要である. 情報通信研究機構(NICT)では,2035 年以降の未来生活を想定し,考えられるシナリオとユースケースを描いた上で,現在にバックキャストして研究開発が必要な技術課題を明らかにした.この結果はホワイトペーパーに取り纏めて公開するとともに, 必要なアーキテクチャの検討をこれに基づき進めている.本講演では,Beyond 5G に求められるアーキテクチャの考え方や要素技術についてこのホワイトペーパーを参照しながら示し,本分野の研究者が研究開発に取り組んでいく際の議論のきっかけとしたい., Beyond 5G is expected to be a system composed of variety of functions where dynamic system reconfiguration of the functions is conducted to satisfy requirements of applications and services. A flexible architecture of Beyond 5G is required for new function providers in forms of both hardware and software to contribute the system. In this talk, the Beyond 5G /6G white paper published by NICT is introduced and then concept of the Beyond 5G architecture and its background as well as key technologies are discussed.}, title = {2035年の未来生活を支えるBeyond 5Gアーキテクチャと要素技術~NICTのホワイトペーパーとその背景 ~}, year = {2021} }