@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00213651, author = {伊藤, 竜馬}, issue = {20}, month = {Nov}, note = {新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴い,ビデオ会議システムの利用が世界中で拡大している.また,ユーザのプライバシーを保護するためにエンドツーエンド暗号化(E2EE)技術の必要性も高まっており,多くのビデオ会議システムにおいて E2EE 技術の導入計画が進行中である.本講演では,代表的なビデオ会議システムの Zoom,Google Duo,Cisco Webex,Jitsi Meet などで導入される E2EE 技術の安全性について紹介する.はじめに,Zoom Video Communications 社が発行するホワイトペーパーのバージョン 2.3.1 に基づき,Zoom に導入される E2EE 技術について紹介する.さらに,IETF が公開するインターネットドラフトのバージョンdraft-omara-sframe-01 に基づき,Google Duo,Cisco Webex,Jitsi Meet などで導入される E2EE 技術の SFrame について紹介する.次に,これらの E2EE 技術に内在する複数の脆弱性を明らかにするとともに,これらの脆弱性を悪用することで他人へのなりすまし,メッセージの偽造・改ざん,サービス利用の拒否に繋がる攻撃が実行できることを示す.最後に,これらの攻撃に対する効果的な対策手法について紹介する.本講演で紹介する評価結果については Zoom の安全性評価チームとSFrame の設計チームに報告済みである.なお,2021 年10 月現在,Zoom の E2EE 技術に関するホワイトペーパーのバージョンは 3.1 であり,SFrame に関するインターネットドラフトのバージョンは draft-omara-sframe-03 である.}, title = {ビデオ会議システムにおけるエンドツーエンド暗号化技術の安全性}, year = {2021} }