@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00212838, author = {中村, 栄太 and 金子, 仁美 and 伊藤, 貴之 and 金子, 邦彦}, issue = {14}, month = {Sep}, note = {本発表では,音楽スタイルの進化の仕組みを調べるための,自動作曲を用いた進化実験の初期結果について報告する.音楽文化の発展には,創作者と鑑賞者の両方の役割が重要だと考えられる.音楽の進化における鑑賞者の働きを定量的に調べるため,世代交代を続ける創作者集団を模した自動作曲エンジンの集合と,それにより作られた曲をその都度評価する多数の鑑賞者からなる実験系を構成し,作られる音楽の特徴および自動作曲エンジンの系統構造の時間変化を調べた.生成曲の評価値と音楽スタイルのクラスター構造の進化,および鑑賞者による評価の傾向の違いについての分析結果を報告する.音楽スタイルの空間においてクラスター構造の形成とクラスターの変形が観察された.メロディーの生成モデルよりも和声に関するモデルに対してより強い選択が働き,そこには鑑賞者の音楽経験の度合いによる評価の傾向の違いが現れることもわかった.鑑賞者の評価のみにより新しいスタイルの音楽が生まれ続ける可能性およびスタイルのクラスターが共存する構造が鑑賞者の多様な嗜好性によるものである可能性が示唆された.}, title = {自動作曲を用いた進化実験による音楽スタイルのクラスター形成過程の分析}, year = {2021} }