@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00212491,
 author = {小西, 陽平 and 衣斐, 信介 and 木﨑, 一廣 and 藤橋, 卓也 and 猿渡, 俊介 and 渡辺, 尚},
 issue = {20},
 month = {Aug},
 note = {Backscatter 通信を用いることで,通常数十 mW の消費電力がかかるところを最大で 1/1000 の数十 μW の電力で電波によるデータの送受信が可能となる.しかしながら,backscatter 通信を行う複数のノードが同一空間内に存在する場合,backscatter tag は帯域制限フィルタを持たないため,送信スペクトルの高調波と側波帯が高いレベルにあり,多重化数が制限されることが問題となる.高調波や側波帯を抑制する方法として,インピーダンスの多段的な切り替えや逆位相の信号の生成が考えられるが,backscatter tag のハードウェアコストが増大する.本稿では,信号処理の観点から複数の backscatter 通信を共存させる Harmonics-Controlled Frequency Division Multiple Access (HC-FDMA) を提案する.HC-FDMA は,複数の通信の高調波を任意のチャネルに集約するように制御する変調方式と,信号成分,高調波,側波帯の周波数を最適化するチャネル選択アルゴリズムから構成される.解析評価から,HC-FDMA を用いる backscatter 通信は HC-FDMA を用いない場合と比較して 1.45 倍の多重化を実現可能であることが分かった.また,実機実験から,ハードウェア制約下においても HC-FDMA は HC-FDMA を用いない場合と比較して第 3 次高調波を最大で約 3 dB抑制することを確認した.さらに,HC-FDMA による高調波抑制率の上限を明確にすることで,提案手法の有効性を明らかにした.},
 title = {Backscatter通信における帯域外輻射を抑圧する高調波制御FDMAに関する一検討},
 year = {2021}
}