@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00211900, author = {松尾, 玲央馬 and 眞下, 達 and 塩谷, 亮太}, issue = {2}, month = {Jul}, note = {GPU(Graphic Processing Unit)では高いデータ並列処理性能を実現できる一方で,その大きな消費電力が問題となる.一般に GPU では多くのスレッドを同時に実行することで様々なレイテンシを隠蔽し,それによって高い性能を実現している.しかし,多くのスレッドを同時実行するためにはそれらのコンテキストを保持する巨大なレジスタ・ファイルが必要であり,それが消費電力を増やしてしまっている.これに対し,本研究では Dualflow アーキテクチャと呼ぶ命令セット方式を用いることで GPU の電力効率を改善する.Dualflow アーキテクチャでは,命令はレジスタ番号ではなく命令間の距離でオペランドを指定する.このオペランドの指定方法により,Dualflow アーキテクチャでは偽の依存が原理的に生じない.この性質を利用し,本研究ではリネーム・ロジックなどの高コストな回路を使わずに GPU において out-of-order 実行を実現する.Out-of-order 実行によってスレッド内でレイテンシの隠蔽が可能となるため,レイテンシの隠蔽に必要なスレッド数を削減することができる.それによりレジスタ・ファイルのサイズを削減し,電力効率を向上させることを目指す.本稿では,この Dualflow アーキテクチャの GPU への適用方法やその課題について説明し,性能などに関して行った予備評価について述べる.}, title = {Dualflowアーキテクチャの適用によるGPUの高電力効率化の検討}, year = {2021} }