楽器演奏時における予備動作がテンポ維持に与える影響

• Item type: SIG Technical Reports(1)
• 公開日: 2021-06-11
• タイトル: 楽器演奏時における予備動作がテンポ維持に与える影響
• タイトル / 言語: en
• タイトル: The Effect of Preparatory Movements on Tempo Keeping during Instrument Performance
• 言語: jpn
• キーワード / 主題Scheme: Other
• キーワード / 主題: 一般発表
• 資源タイプ / 資源タイプ識別子: http://purl.org/coar/resource_type/c_18gh
• 資源タイプ: technical report
• 著者所属: 現在，山口大学大学院創成科学研究科
• 著者所属: 現在，電気通信大学大学院情報理工学研究科
• 著者所属: 現在，山口大学大学院創成科学研究科
• 著者名: 足達, 優; 阪口, 豊; 西井, 淳
• 論文抄録 / 内容記述タイプ: Other
• 論文抄録 / 内容記述: 楽器演奏時に適切なタイミングで音を出すためには，要求されるリズムに応じて予備動作を時々刻々と変化させる必要がある．その困難さがテンポ維持をしばしば困難にしている可能性がある．また，演奏時の注意の向け方が楽器演奏のパフォーマンスに影響を及ぼすと指摘するプロの演奏家は多い．そこで，本研究ではリズム変化が予備動作に与える影響および，注意の焦点の違いがテンポ維持と予備動作に与える影響を解明することを目的とした．計測実験では，被験者 10 人に対して 5 種類のリズムパタンによるタッピング課題を課した．また，各リズムパタン毎に「手の動きに注意を向ける」（内的注意条件），「聞こえてくる音に注意を向ける」（外的注意条件），及び統制条件を設けた．その結果，タッピング振幅は速いタッピングが必要な場合には小さく，アクセント部分では大きくなること，また，音符間の時間長が長くなると，タッピング軌道が一峰性から二峰性等の形状に変化する場合があることが明らかになった．以上の結果は，要求されるリズムパタンに対応するため，軌道の振幅のみならず形状も変化することを示す．内的注意条件と外的注意条件ではテンポ維持特性に有意差はなかったが，内的注意条件のタッピング振幅の方が大きくなる傾向があった．また，休符を含むリズムパタンにおいては，タッピングの振幅の時間変化とテンポ変化に有意な相関があった．この結果は，タッピング振幅の時間変化がテンポ変化の一因となっている可能性を示唆する．
• 書誌レコードID / 収録物識別子タイプ: NCID
• 書誌レコードID / 収録物識別子: AN10438388
• 書誌情報: 研究報告音楽情報科学（MUS）; 巻 2021-MUS-131, 号 25, p. 1-5, 発行日 2021-06-11
• ISSN / 収録物識別子タイプ: ISSN
• ISSN / 収録物識別子: 2188-8752
• Notice: SIG Technical Reports are nonrefereed and hence may later appear in any journals, conferences, symposia, etc.
• 出版者 / 言語: ja
• 出版者: 情報処理学会