@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00211245,
 author = {味曽野, 雅史 and 林, 遼 and 品川, 高廣},
 issue = {10},
 month = {May},
 note = {NUMA マシンの普及に伴い,仮想化環境でも NUMA マシンを利用することが一般的になってきている.NUMA マシン上で仮想化をおこなう一つの方法が,ゲストにホストの NUMA 構成を一部または完全に再現する仮想 NUMA (vNUMA; Virtual NUMA) である.このときゲスト上では実マシンの NUMA 構成を活用したスケジューリングやメモリ利用が可能となる.vNUMA で VM を作成する場合,ホストの NUMA トポロジを完全にゲスト上で再現した場合(Full vNUMA と呼ぶ)が最も性能が良くなると考えられるが,Full vNUMA に関して詳細に性能を調査した研究は少ない.また,Full vNUMA 環境で他の VM を作成した場合は必然的にオーバコミットが発生するため,vNUMA の優位性が低くなるという課題がある.本論文ではまず Linux の QEMU/KVM を利用して Full vNUMA 環境を作成し,その性能評価をおこなった.この結果.我々は現在の Linux には,vNUMA 環境において,1) idle 時の halt 状態時の不適切な PV 機能の処理による vCPU の利用率の低下,2) idle 時の過渡なプロセスマイグレーションによる性能低下の問題が生じることを発見した.この問題の解決策として,PV 機能の修正及び idle 時のマイグレーションを抑制する方法を提案する.また,Full vNUMA 構成で複数 VM を作成した場合のオーバコミットを避けるための方法として,VM 間で協調的かつ排他的にリソースを共有する方法を提案する.これにより Full vNUMA の利点を生かしつつ,状況に応じて柔軟に複数 VM によりリソースを活用することができるようになる.},
 title = {仮想NUMAマシンの性能及び弾力性の向上},
 year = {2021}
}