@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00211039,
 author = {芹澤, 歩弥 and 奥寺, 瞭介 and 大内, 夕雲 and 吉平, 瑞穂 and 塩見, 裕哉 and 新田, 修也 and 中原, 正隆 and 馬場, 昭 and 三宅, 優 and 大木, 哲史 and 西垣, 正勝},
 issue = {17},
 month = {May},
 note = {掌紋認証は,人間の手のひらの紋様を利用した生体認証メカニズムである.特殊な装置を用意する必要はなく,スマートフォン等のカメラを用いて非接触で認証を行うことができ,かつ,生体情報を提示する際のユーザの心理的負荷が比較的小さいため,利便性,受容性に優れる.掌紋認証においては,掌紋領域をいかに安定して抽出できるか(抽出安定性),いかに良質な掌紋領域を抽出できるか(領域良質性)の両者が重要となる.上松らは,指間の線を検出することで,認証に用いる掌紋領域を決定する手法を提案した.しかし,指の形状の影響を大きく受け,往々にして誤った領域が掌紋領域として抽出されてしまうため,抽出安定性が不十分であった.そこで新田らは,機械学習に基づく骨格推定技術を用いてこの課題を改善し,より安定的に掌紋領域を切り出す手法を提案した.一方でこれらの手法においては,領域良質性に関しては検討が行われていない.そこで本稿では,新田らの手法をベースに,手のひらにおいて「本人・他人間の差異が大きく(異ユーザにおいては,人ごとに特徴量の差が大きい),かつ,本人内の変動が小さい(同一ユーザにおいては,手指の形状や撮影の状況の違いによる特徴量の変化が小さい)領域について検討し,抽出安定性と領域良質性の両者を満たす掌紋領域推定手法を検討した.},
 title = {掌紋認証システムにおける掌紋領域推定の改善},
 year = {2021}
}