@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00211027, author = {小山, 寛人 and 宮原, 大輝 and 水木, 敬明}, issue = {5}, month = {May}, note = {カードベース暗号プロトコルは秘密計算を手軽に実現できる現状唯一の手法であり,その実用性の向上は秘密計算技術の普及にも繋がる.カードベース暗号分野では大抵,黒と赤の 2 色デッキを用いるプロトコルが提案されているが,市販のトランプカードデッキを用いるプロトコルもいくつか提案されている.しかし,トランプカードプロトコルの実行に必要なシャッフル回数は,2 色カードプロトコルに比べて大きいという欠点が存在していた.著者らは電子情報通信学会総合大会 2021 にて,トランプカードの絵柄のみを開示する「部分開示」操作を新たに導入することで,最小カード枚数かつ最小シャッフル回数なトランプカードプロトコルを構成した.本稿では,その提案プロトコルを理論の枠組みで形式的に記述するべく,部分開示を用いるカードベースプロトコルの計算モデルを構築する.部分開示の実現性と安全性については,その安全な実装例を図示する.部分開示を用いるプロトコルの発展として,提案プロトコルと 2 色カードプロトコルの関係を考察し,カードをめくる操作の代わりに部分開示を用いると,任意の 2 色カードプロトコルをトランプカードで実装できることを示す.さらに,2 色デッキの上下非対称性を利用すると,提案プロトコルを 2 色デッキで実装できることも示す.}, title = {部分開示を用いるトランプカードプロトコルとその発展}, year = {2021} }