@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00210519,
 author = {東山, 知彦 and 曾, 剛 and 高田, 広章 and 外山, 正勝},
 issue = {21},
 month = {Mar},
 note = {近年,車載分野などを中心に,従来分散していた機能を 1 つのコントローラに統合する流れがある.このようなコントローラでは,処理の増加に対応するためマルチコアが採用されることが多い.マルチコアでは,並列に実行 (Co-run) するタスク間での共有メモリやメモリバスなどの共有ハードウェアリソース競合による性能劣化 (干渉) が生じる場合がある.リアルタイムシステムにおいてはこのような性能劣化を考慮し,可能な限り干渉を回避するスケジューリング設計を行うことが課題となる.また,機能統合時の別の課題として,重要度の異なるタスク混在時のスケジューラビリティ向上が挙げられる.重要度の高いタスクは厳密な最悪実行時間を設定する必要があるため,その影響によりシステム全体のスケジューラビリティが過度低下してしまう.この問題を解決する手段として,Mixed Criticality Scheduling という考え方が提唱されている.Mixed Criticality Scheduling のスケジューラブル判定基準を満たすようにスケジューリング設計することで,リアルタイム性を保証しつつ,スケジューラビリティを向上させることが可能となる.そこで本稿では,Co-run タスクの影響による性能劣化を可能な限り回避すること,Mixed Criticality Scheduling スケジューラブル判定基準を満たすこと,という 2 つの課題を解決可能なスケジューリング設計手法を提案した.提案手法のスケジューラビリティを評価した結果,2 コアの時に平均 4.3%,4コアで 20.8% のスケジューラビリティ改善効果が得られることを確認した.},
 title = {並列実行タスク間の干渉を考慮したミックスドクリティカリティシステム向けスケジューリング最適化},
 year = {2021}
}