@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00210450, author = {大森, 侑 and 木村, 啓二}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {バイトアクセス可能な不揮発性メモリ素子で構成された不揮発性メモリ(NVMM)が注目を集めている.NVMM は従来の主記憶に比べて記憶容量や消費電力に優れ,補助記憶と同じく不揮発でありながら高度なデバイスドライバを経由せずアクセスできる.その反面,レイテンシの大きさやリード性能とライト性能の非対称性などの特性を持つ.NVMM の性能と特性を十分に活かすには,ハードウェア・ソフトウェアの両面からシステムが最適化される必要がある.これに対し筆者等は,複数の NVMM アーキテクチャを柔軟かつ詳細に評価可能な NVMM エミュレータを ARM コアを持つ FPGA 評価ボード上に実装し,OS を含めたシステム全体を実用的な時間で評価できる環境を構築した.本稿では,RISC-V CPU を持ち Linux が動作する RISC-V NVMM エミュレータを提案する.本エミュレータは RISC-V コアを持つオープンソースの SoC をベースのデザインとして採用することにより,CPU コアの改変が可能であり,また,信頼実行環境(Trusted Execution Environment: TEE)である Keystone が利用可能となる.本エミュレータの NVM エミュレーション機構は,ARM ベースのエミュレータで使用していた高速なハード CPU の使用を前提とする手法を改良し,低速なソフト CPU でも局所性等のメモリアクセス特性を反映した評価を可能とする.さらに,ユーザ空間からのキャッシュ制御も可能とする.本エミュレータの Linux 及び Debian OS の動作確認後,Debian 上で SPEC CPU 2017 ベンチマークを用いた評価を行い,提案手法のみが局所性やリード・ライト比の NVMM 向け最適化手法で考慮されるべきアクセス特性を十分に反映できることを確認した.}, title = {Linuxが動作可能なRISC-V NVMMエミュレータの実装}, year = {2021} }