@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00210037, author = {森, 郁海 and 平野, 貴人 and 中村, 嘉隆 and 稲村, 浩 and Ikumi, Mori and Takato, Hirano and Yoshitaka, Nakamura and Hiroshi, Inamura}, issue = {14}, month = {Mar}, note = {クラウドコンピューティングの普及に伴い,インターネット上に暗号化したデータを保管し,そのデータを検索する全文検索システムのニーズが増えている.全文検索において,暗号化データに紐づく平文のキーワードを検索に使用すると,キーワードから暗号化されたデータがどのようなものか推測されるおそれがある.そこで,キーワードを暗号化して検索を行う検索可能暗号の利用が考えられるが,検索速度が遅いという問題がある.その解決策として,キーワードのハッシュ値の一部(開示ビット)をクラウドに開示し,クラウドが開示ビットに基づいて検索空間を絞り込む高速化手法がある.この方法は,開示ビットの長さ(開示ビット長)が長いほど大きい高速化効果が得られるが,一方で平文のキーワードの頻度分布と開示ビットの頻度分布が近づきキーワードが特定される危険性があるため,適切な開示ビット長を決める必要がある.本稿では,平文のキーワードの頻度分布を隠しつつ,十分な高速化効果が得られる開示ビット長を,最小エントロピーと k- 匿名性を用いて求める方法を提案する.さらに,データベ-スの分散化により,スケーラビリティを強化する.既存の検索可能暗号を用いた全文検索システムに提案方式を適用して評価した結果,文書ファイル数が 1,000 の場合で検索時間を最大 97.2% 削減できることを確認した.}, title = {確率的暗号ベースの検索可能暗号を用いた全文検索の高速化検討}, year = {2021} }