@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00210008, author = {有間, 英志 and 児玉, 祐悦 and 小田嶋, 哲哉 and 辻, 美和子 and 佐藤, 三久}, issue = {10}, month = {Mar}, note = {ポストエクサスケールシステムを含む次世代 HPC システムでは,ワークロードの多様化,半導体製造プロセスの微細化限界,電力供給限界等,様々な問題に直面することが予想されており,この様な状況の下,所望の性能向上を達成するためには,ハードウェアアーキテクチャの最適化がより一層重要となる.本稿では,その中でも特に重要なプロセッサのマイクロアーキテクチャに焦点を当て,特に,スーパーコンピュータ富岳に搭載されている A64FX のアーキテクチャ,コンパイラ,コード性能,並びに電力評価等のために用いられてきた,Gem5 や McPAT 等のツールに対して拡張,整備を行い,さらにそれを用いた予備評価を行う.具体的には,A64FX プロセッサを 3nm までスケーリングさせた際の電力,面積削減効果を見積り,その上で,チップ電力,面積等の制約の下,スケーリングによるチップのスループット向上効果について,特に,コア数,SIMD 幅,FP パイプライン幅をスケールさせて検証する.その結果,コア数の増大による性能向上は見込めるものの,SIMD 幅,パイプライン幅の増大については,コアの複雑さ,特に L1 データキャッシュの複雑さの増大により,性能向上が頭打ちとなる事を確認した.これら定量的評価結果を元に,今後の HPC 向け SIMD プロセッサの方向性について議論を行う.}, title = {次世代HPCシステムのためのプロセッサアーキテクチャ評価環境と電力性能予測}, year = {2021} }