@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00208631, author = {斎藤, 文人 and 中西, 泰人}, issue = {17}, month = {Dec}, note = {VR アトラクションの普及に伴い,臨場感を高めるベクション生成の技術が注目されている.今後普及が見込まれる MR アトラクションでは現実世界の様子も見えるため,ベクションを生成する視覚刺激の座標の全てを動かすことができない問題がある.我々は 2 次元の視覚刺激で 3 次元の立体感を感じさせることのできる錯視に着目し,錯視を床面に配置することで MR 空間に配置された仮想オブジェクトへの視線を妨げることなくベクションの生成ができるという仮説をもとに,ベクションと錯視の関係について検討している.本稿では,垂直方向の加速度の提示中に錯視を VR 空間の床面に配置することで垂直方向の加速度の知覚強度の増幅させることを目的として,実験 1 では錯視の有無による垂直 LV の強度の変化,実験 2 では錯視の配置位置による垂直 LV の強度の変化,実験 3 では視線の水平方向角度が垂直 LV の強度に与える影響を調査した.実験 1 の結果,錯視なしに比べて錯視を配置した場合に垂直方向の加速度の知覚強度が約 2 倍に増幅されたことが示された.実験 2 の結果,錯視を床面に配置した場合と比べて天井面に配置した場合は約 0.7 倍の強度で垂直方向の加速度を知覚することが示された.実験 3 の結果,視線の水平方向角度が水平から下向き 30°及び 70°のときに最も垂直方向の加速度の知覚強度が高まる傾向が示された.}, title = {垂直方向の加速度の知覚強度を増幅する錯視技法}, year = {2020} }