@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00208615, author = {成尾, 一征 and 岩井, 将行}, issue = {1}, month = {Dec}, note = {近年,水難事故は発生件数・水難者・死者数などが横這いに推移しているが,依然として一定数は巻き込まれてしまう日常災害である.水難事故のような日常災害を含めた災害に対しての防災について,被害抑止と被害軽減という考え方が存在する.被害抑止は災害が起こる前に出来得る限り防ぐことを目指す考えであり,被害軽減は災害が起こった後の被害を少なくしようという考えである.水難事故に関しての警察庁の資料を確認すると,水難事故に一度巻き込まれてしまうと約半数が死亡事故に繋がるということがわかる.したがって,そもそも水難事故に巻き込まれないように被害抑止を目指すことが重要であることがわかる.水難事故に関しての関連研究もこの被害抑止と被害軽減の観点に分けることができるが,多くはバイタル情報などを用いて可能な限り早く,水難事故により陥る溺水状態を検知しようと試みる被害軽減についてである.被害抑止を目指す研究も存在するが,筆者の知る限りでは,これは海についてのものであり河川をターゲットにしたものは見受けられない.また,河川は海と違い成熟した監督者(ライフセーバー)などがいない.特に本年度は新型コロナウイルスの影響で海水浴場が閉鎖され,密を避けて人目につかない河川での水遊びが実行された結果,水難事故に繋がってしまう事例が散見された.こういった場合,保護者に成熟した監督者になることが求められるが,一般に専門家以外が正確な危険察知するのは難しい.そこで我々は,河川環境での使用を想定とした水難事故被害抑止を目標とする危険水域侵入検知スマートデバイスと監督者に対してのその通知システムを提案する.このシステムを通じて専門家ではない監督者でも水難事故の被害抑止を可能にすることを目指す.}, title = {WAPS:水難事故被害抑止を目的とした水位による河川の危険エリア侵入の検知と通知システムの検討}, year = {2020} }