@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00208087, author = {中田, 裕貴 and 松原, 克弥 and 松本, 亮介}, book = {コンピュータシステム・シンポジウム論文集}, month = {Nov}, note = {マルチテナント方式のクラウドサービス基盤では,各テナントが平等にリソースを使用できる公平性,テナント間分離による性能低下を抑えたインスタンス性能,既存アプリケーションを改変せずに実行可能とする利便性の3つのサービス品質に十分な配慮を行う必要がある.近年注目されているコンテナ型仮想化技術によるクラウドサービス基盤では,複数のテナントそれぞれに対して,1つのプラットフォーム上で動作するプロセス単位で分離したインスタンスを提供する.その際に広く用いられているOSによるネットワークインタフェースの多重化方式は,パケット送受信の際に多くのOS機能を経由することでネットワークI/O性能が低下する課題がある.この課題に対して,OSカーネルのバイパスなどの高速にパケット処理を行うパケット送受信経路の最適化技術や,軽量なOS機能の実装などのOS処理に対する最適化技術がある.しかし,これらの手法は,トラフィックの公平性,ネットワークI/O性能,利便性のサービス品質すべてを最適にすることが難しい.本研究では,各テナントに割り当てたプロセスのそれぞれに対して,ハードウェア仮想化技術を用いた軽量ハイパーバイザにより実現する仮想ネットワークインタフェースを提供し,ネットワークI/O性能と利便性を最大限維持しつつ,それら仮想ネットワークインタフェースへのトラフィック制御によりテナント間の公平性を実現する手法を提案する.本手法は,コンテナ型仮想化技術向けのネットワーク機能においてハードウェア仮想化技術を併用することで,OSカーネルのバイパスなどを使用した際のトラフィック制御,複数のOS機能間経由にともなう冗長処理削減による性能低下抑制,既存OS向けアプリケーションをそのまま利用できる利便性を両立できる.}, pages = {18--25}, publisher = {情報処理学会}, title = {コンテナ型クラウドサービス基盤におけるハードウェア仮想化技術の併用によるネットワーク制御の検討}, volume = {2020}, year = {2020} }