@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00207620,
 author = {矢原, 裕大 and 加藤, 新良太 and 高井, 峰生 and 石原, 進},
 book = {第28回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集},
 month = {Nov},
 note = {災害時の迅速な避難のためには,避難者間で道路寸断箇所や避難指示等の避難支援情報を共有することが求められる.筆者らは,災害発生後の通信設備が故障環境下において,Wi-Fi,Bluetooth,LoRa 等の複数種類の無線通信手段を併用する DTN を用いて避難支援情報を共有するシステムの開発を目指している.筆者らのこれまでの検討により,DTN と避難行動が互いに影響を与えることが確認されており,異種無線混合 DTN を用いて道路寸断情報を共有すると,道路寸断情報を保持している避難者が他の避難者を置き去りして避難し,置き去りにされた避難者の避難が遅れることが確認されている.本稿では,この置き去り現象を生じる要因を調べるために,避難行動及び無線通信の簡略モデルを用いて,避難所,道路寸断箇所,避難者の位置による避難者の行動変化を観察し,避難完了までに要する時間をシミュレーション評価した.この結果,置き去り現象は,固定中継ノードの位置,避難所,道路寸断部の位置,道路トポロジー,避難者の位置,移動経路に応じて,発生確率が変化することがわかった.また,固定中継ノードの設置位置の設定には,道路の利用者数,道路の利用時間,その道路を迂回したときの移動距離を考慮する必要があり,それらの値が大きい道路の付近に固定中継ノードを設置したときが費用対効果が高くなることがわかった.},
 pages = {130--137},
 publisher = {情報処理学会},
 title = {災害時異種無線混合DTNを用いた道路寸断情報共有が避難行動に与える影響の一考察},
 year = {2020}
}