@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00204172, author = {山下, 嶺奈 and 関根, 凜 and 江木, 啓訓 and Reina, Yamashita and Riri, Sekine and Hironori, Egi}, issue = {5}, month = {Mar}, note = {本研究では,ラーニングコモンズにおける学習者の主体的な空間選択の支援を目的とし,任意の学習空間における周囲からの視線情報を提示するシステムを提案する.背景として,ラーニングコモンズ(以下 LC)と呼ばれる共有学習空間を設置する教育期機関が増えている.主に大学図書館に設置される LC のような適度な騒音や周囲の他者による視線がある空間は,グループ活動に限らず個人の学習にも適している場合があり,個人の学習空間には多様な選択肢が広がっている.これに対して,LC 内の場所ごとにおける周囲の他者による視線量を推定し,学習者の自主的な空間選択の支援を行うことを目的とする.本研究では LC 内での周囲の利用者の視線情報の収集を行うデバイスを開発し,精度評価を行なった.システム評価実験として,被験者 21 名の個人に対してシステム運用とアンケート調査,インタビューをそれぞれ実施した.その結果,62% の被験者が主観的に受けたと感じる周囲の利用者からの視線量評価の増減と,システムが算出した視線量の理論値の増減が比例していることが明らかになった.残りの一定数の被験者はそれぞれの値が反比例の関係にあったが,そこには異なる主観意識のパターンが存在することがわかった.アンケート結果の考察やインタビューの回答から,本システムによる空間選択の支援に関して有用性が示唆された.今後,周囲からの視線の感じやすさには個人差が大きい点を踏まえて,視線情報を活用した学習支援手法について検討していく.}, title = {ラーニングコモンズにおける周囲の視線情報を計測する手法の提案}, year = {2020} }