@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00203853, author = {中野, 智輝 and 横川, 三津夫 and 山本, 有作 and 深谷, 猛}, issue = {10}, month = {Mar}, note = {近年の計算機のアーキテクチャは多様化・複雑化している.単一の CPU で構成されているものだけでなく,それぞれのコアで計算性能が異なる SPU,1 つあたりのコアの計算性能は低いが大量にコアを持つ GPU など計算機の多様化が進んでいる.これら様々な計算機に対して,高い演算性能を得るには,それぞれのマシンで最適化・チューニングが必要となる.しかし,新しい種類の計算機が出るたびにこれらを行うのは非常に手間である.これを解決するために,近年ランタイムシステムの利用が注目されている.一般に,数値シミュレーションにおいては,偏微分方程式を離散化して大規模な連立一次方程式を解く問題に帰着させることが多く,またシミュレーションの大部分をその時間が占める.そのため,連立一次方程式を高速に解くことは非常に重要である.本稿では,疎で正定値対称な行列を係数行列とする連立一次方程式に対し,疎行列直接解法でよく使われるマルチフロンタル法に注目し,アルゴリズムを少し修正することによって,ランタイムシステムへの適用を行った.数値実験では,StarPU というランタイムシステムを用いて,メニーコアプロセッサ上での並列化を行い,高い並列化効率を得ることができた.}, title = {ランタイムシステムを用いたマルチフロンタルコレスキー分解の開発}, year = {2020} }