@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00203472,
 author = {米内, 裕史 and 早瀬, 康裕 and 北川, 博之},
 issue = {10},
 month = {Feb},
 note = {ソフトウェア開発において,識別子名の質はプログラム理解に大きな影響を及ぼすため重要であるが,適切な命名を行うことは開発の知識や経験を必要とする困難な作業である.そこで,識別子を命名するタスクを支援するため,プログラムの内容から識別子名を推薦する手法が提案されている.識別子のなかでもメソッドの命名支援を目的とした先行研究では,メソッド定義のソースコードをパースして得られる構文木が持つ構造的な情報に基づきメソッド名を推薦する手法や,メソッド間の呼び出し関係を表したグラフが持つメソッド間の意味関係に基づき名前を推薦する手法などが提案されている.構文木に基づく手法はメソッド定義のソースコードの構造的な情報に基づき高い推薦精度を達成しているが,メソッドがボディ内部でどのようなメソッドを呼び出しているかといった,メソッド間の関係を考慮していない.しかし,メソッド間の呼び出し関係を表したグラフに基づく推薦手法ではメソッド間の呼び出し関係によって一定の推薦精度を達成しており,構文木だけでなくメソッド間の呼び出し関係を考慮して推薦を行うことで推薦精度が向上すると考えられる.そこで本稿では,メソッド定義から得られる構文木とメソッド間の呼び出し関係を組み合わせたメソッド名推薦手法を提案する.すなわち,メソッド定義のソースコードをパースして得られる構文木の情報に加えて,そのメソッドと呼び出し関係のあるメソッドとの関係も考慮してメソッドの分散表現を生成し,それを用いてメソッド名の推薦を行う.提案手法の有効性を評価するため,適切に命名されている既存のメソッドに対して名前推薦を行い,実際のメソッド名を提示できるか検証する実験を行った.その結果,構文木と呼び出し関係を組み合わせることでメソッド名推薦精度が向上することを示した.},
 title = {ソースコード構文木とコールグラフの統合的な埋め込みに基づくメソッド名の推定},
 year = {2020}
}