@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00203192, author = {山下, 淳 and 浅井, 優太 and 小林, 龍之介 and 二間瀬, 悠希 and 塩谷, 亮太 and 五島, 正裕 and 津邑, 公暁}, issue = {7}, month = {Feb}, note = {並列プログラミング環境では,共有変数の一貫性を保証するために一般的にロックが用いられる.しかし,ロックを適切な粒度で使用することが困難であることや,デッドロック状態に陥る可能性があることから,ロックを補完・代替する並行性制御機構としてトランザクショナルメモリ(Transactional Memory : TM)が提案されている.TM では,ロックで保護していたクリティカルセクションを含む一連の命令列をトランザクションとして定義する.そして,複数のトランザクション間で同一アドレスに対するアクセスが競合しない限りトランザクション同士を並列に実行することができる.しかし,TM の活用は未だ普及しておらず,その原因の一つに,TM の適切な利用方法および TM を効果的に使用可能なプログラムが認知されていないことが挙げられる.したがって,TM に適したプログラミング技法の体系化が必要であると考えた.そこでまず,TM を使用して性能が向上するプログラムと向上しにくいプログラムについて調査した.その結果,グラフ処理に分類される一部のアプリケーションでは,TM の利用により速度が向上しづらく,場合によっては低下することを確認した.そこで,グラフ処理をどのように記述すれば TM によって性能を引き出せるのかについて検討し,グラフ処理プログラムの適切な改変方法について検討した.}, title = {グラフ処理を題材とした最適なトランザクショナルメモリプログラミングの検討}, year = {2020} }