@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00202389, author = {平野, 陽大 and 諏訪, 博彦 and 安本, 慶一}, book = {マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2019論文集}, month = {Jun}, note = {一般的に,観光の主目的は満足度を得ることにあり,そのためにユーザは多くの要素(回る観光地やコストなど)や制約(使える時間,予算など)を同時に考慮して計画を立てる必用があるが,これはユーザにとって負担の大きい作業である.この観光経路問題を困難にしている原因の一つに,観光によって得られる満足度と,ユーザが移動や観光地で消費するリソース(金銭・時間・体力)のトレードオフを考え無ければならず,単一の最適解を求められないことがあげられる.最終的なユーザの意思決定の手助けを行うためには,これらのトレードオフをすべて考慮した上で,ユーザに複数の解(ツアープラン)を提示することが望ましいが,我々の知る限りではこのようなシステムは存在しない.本論文では,はじめに観光経路探索問題を金銭・時間・体力の初期値を入力とした多目的最適化問題として定式化する.この問題は NP 困難であるため,ヒューリスティックアルゴリズムの一つである遺伝的アルゴリズムNSGA-IIをベースにした,準パレート最適解を迅速に探索するためのアルゴリズムの提案を行う.最後に,アルゴリズムの有効性を評価するために,京都市東山区にある 30 ヵ所の観光地を対象に提案アルゴリズムを適用することで,出力される解が有意であり現実的な計算時間で算出できることを示す.}, pages = {830--839}, publisher = {情報処理学会}, title = {ユーザのリソース消費を考慮した意思決定支援のための複数観光経路提示手法}, volume = {2019}, year = {2019} }