@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00200600, author = {柴崎, 凌我 and 稲村, 浩 and 中村, 嘉隆 and Ryoga, Shibazaki and Hiroshi, Inamura and Yoshitaka, Nakamura}, issue = {3}, month = {Nov}, note = {モバイルインターネットのサービスにおいて,プライバシーに関わる機密データの漏洩はデータ所有者のプライバシーを危険にさらし,漏洩させた組織の社会的信用の失墜に繋がるため,このようなデータの保護が重要な問題となっている.ストレージシステムにおいては,フルディスク暗号化等の従来手法が一般に使用されているが,これらの方法では計算機ハードウェアへのアクセスや管理者権限が攻撃者によって奪取された場合の機密性の維持が難しい.これに対し,新しい暗号化の考え方である Plausibly Deniable Encryption (PDE) が提案されている.PDE は,情報の存在の否定を可能にすることで機密情報を十分に保護するというものである.PDE は,囮の鍵を開示することで,攻撃者による復号鍵の開示の強要から保護する.しかし,ストレージシステムの構成の観点では,従来の手法は主に永続記憶装置での機密情報の保護を行っており,実行時における機密情報の存在を司る主記憶装置が攻撃されることは想定されていないが,近年の仮想化技術の広まりによって今や検討すべき課題となった.本研究では PDE の考え方を用いて存在の否認が可能な暗号化ファイルシステムの,信頼できる実行環境での実現を目的とする.ハードウェアによる保護された実行環境として Intel SGX を用いたシステムを提案し,作成中のプロトタイプに関して一部機能の評価を報告する.}, title = {存在の否認が可能な暗号化ファイルシステムのTrusted Execution Environmentを用いた実現}, year = {2019} }