@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:02004240, author = {相馬,大地 and 石黒,健太 and 河野,健二}, issue = {13}, month = {Sep}, note = {パブリッククラウドなどのマルチテナント環境では,仮想化技術が広く用いられている.仮想化によりテナント間でのリソースの共有が容易になる一方で,ハイパーバイザの介入によるオーバーヘッドが発生する.本論文では,仮想CPUの休眠と起床が頻発するデータベースなどのワークロードは,仮想化によりスループットが大きく低下することを示す.その原因は,仮想CPUの休眠・起床時にタイマ割込みを再設定するにあたり,VM exitが複数回発生するためである.タイマの再設定を仮想マシンではなくハイパーバイザに行わせることで,スループット低下の要因となるVM exitを回避する手法を提案する.この手法をLinux 5.15.0に実装し,バニラのLinuxと比較したところ,PostgreSQLでは最大12%,MySQLでは最大4%スループットが向上した.}, title = {仮想化システムのスループット向上のための仮想CPUの休眠と起床の最適化}, year = {2025} }