@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:02004238, author = {大野,健太朗 and 宮島,敬明 and 深井,貴明}, issue = {11}, month = {Sep}, note = {近年、Armプロセッサは、組込みシステムから高性能計算に至るまで幅広く活用されており、クラウドコンピューティング分野においても重要な役割を担っている。こうした背景のもと、セキュリティ機構の強化や柔軟なシステム運用を実現する手段として、Armプロセッサにおける仮想化技術への関心が高まっている。しかし、一般的な仮想マシンモニタには、処理の複雑さに起因する性能の低下や、大規模なコードベースに起因する脆弱性の混入といった課題が存在する。これらに対する解決策として、コードベースが小さく、オーバーヘッドを抑えた軽量ハイパバイザが注目を集めている。一方で、Armアーキテクチャ向けの軽量ハイパバイザについては、ハードウェア構成の違いが性能に与える影響について十分に検証されていないのが現状である。そこで本研究では、Arm向け軽量ハイパバイザである「MilvusVisor」を対象に、サーバマシンやRaspberry Piなど、異なる構成のArmアーキテクチャ上で動作させ、性能傾向の比較と分析を行った。性能評価では、まずCPU・メモリ・I/Oなどの基本的なマイクロベンチマークを網羅的に測定したのち、より詳細な性能分析を行なった。測定した結果から、特定のマシン構成や処理において軽量ハイパバイザが約13%性能を劣化させているケースがあることを確認した。}, title = {異種Armプロセッサにおける軽量ハイパバイザによる性能への影響の比較と分析}, year = {2025} }