@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:02002123, author = {秋山,馨 and 阿部,洋丈 and 加藤,和彦}, issue = {12}, month = {May}, note = {昨今のシステムにおいては高いスケーラビリティが特に重要な性能要件の1つとして求められている.その様な中で,そのためのシステムが発する実際のログを用いたシステム評価は,もはやシステム運用者にとっては必須となる作業である.実際に大規模なシステム利用ログを用いた挙動解析は頻繁に行われているが,これは実際のシステム稼働を前提とする.本研究では,ログを生み出す対象であるエージェント集合の性質を仮定できるようなシステムに対し,そのエージェント集合が大きくなった際に生じるログ集合を推定する数理モデルを提案する.具体的には,特にSNSなどで頻繁に見られる構造であるスケールフリー性を仮定し,Preferential Attachmentと呼ばれる動的成長手法を用いてネットワークを成長させた状態で,既に存在するログからエージェントの行動パターンを抽出し,それと同様に成長させた状態のネットワークにおける各エージェントを行動させることにより,ネットワークが成長した状態での仮想的なログを得ることができる.このようにして得られたログは,例えばシステムの利用者が多くなった状態のログを近似的に入手できる手法となりうるため,システムの負荷実験などに供することができると考えられる.本研究においてはこの数理モデルを実装し,KLダイバージェンスを用いた理論的な指標からの評価と,Multi-Tierストレージ環境を想定したキャッシュミス回数を用いたシステムメトリクス的な指標からの評価を行った.その結果,ログを相当の割合用いなくとも実際のログに近いログを作成することが可能であることが確認できた.}, title = {システムの挙動分析のためのリアルログ変換手法の提案}, year = {2025} }