@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:02002104, author = {矢口,悠月 and 間邊,哲也 and Yuzuki Yaguchi and Tetsuya Manabe}, issue = {56}, month = {May}, note = {本稿では,Wi-Fi Round Trip Time(RTT) Laterationによる位置特定において,アクセスポイント(AP)の配置が偏ることから生じる数値不安定性に起因する誤差の低減を目的とし,最小二乗法の収束過程に僅かな摂動を加える手法を提案する.実環境においては,Wi-Fi APの設置は必ずしも自由に行えるわけではなく,施設管理者や責任者によって配置されることも多い.また,APの位置が壁面や天井などの物理的制約により限定される場合もある.こうした制約の結果,APの位置座標が特定の平面上に偏ることで,測位計算が不能になることや誤差の増大が懸念される.提案手法では,計算過程で用いられる行列Aに対し,その条件数を最小化するような微小な摂動δAを加えることで,数値計算に伴う誤差を抑え,計算精度および安定性を向上させる.実際の廊下環境における実験では,APが壁面に沿って一方向に強く束縛された配置状況下で評価を行った.提案手法では,従来手法と比較して,APが強く束縛された測位に不利な環境において,距離誤差の平均値のみならず,過大な誤差を著しく減少させる効果が確認された.}, title = {Wi-Fi RTT Laterationにおける行列特性に注目した求解アルゴリズムの一検討}, year = {2025} }