@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:02002061, author = {吉村,太斗 and 林,虎太朗 and 新井,イスマイル and 松田,裕貴}, issue = {13}, month = {May}, note = {近年,地域の路線バス運行において,利用者減少や運転手不足の問題が深刻化している.この問題に対応し効率的な運行計画を策定するには,Origin-Destination(OD)データの収集が不可欠である.しかし,従来のODデータ収集手法は人件費や期間の制約があり,ICカード利用履歴に基づく手法には定額利用者や現金利用者の漏れが生じる.また,顔認識カメラなどの導入には監視感を与えるなど社会的受容性の懸念が伴う.こうした課題を解決するために,本研究では利用者が所持するモバイルデバイスが発するBLEのアドバタイジングパケットに着目した.しかし,近年のモバイルデバイスはBLEのMACアドレスが不定期・ランダムに変更されるため,乗車時間全体にわたるデバイス追跡は容易ではない.そこで本研究では,MACアドレスの変化の非同期性やパケットに含まれる情報を活用したMACアドレスのキャリーオーバー処理を施すことで,継続的なデバイス追跡を実現し,路線バスのODデータの推定手法の確立を目指す.手法の有効性を評価するために,実際に運行する異なる2つのバス路線において実証実験を行った.結果として提案手法は平均適合率70%(最大100%,最低53%),平均再現率34%(最大59%,最低15%)でOD推定が可能であることを確認した.}, title = {BLEアドバタイジングパケットを用いた路線バスのODデータ推定~実運行する2路線におけるデータ分析と考察~}, year = {2025} }