@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:02001900,
 author = {小幡,幸輝 and Kouki Obata},
 issue = {13},
 month = {May},
 note = {日本語の漢字には,複数の音読み(字音)があることが多いが,古くは音形だけでなく,声調も異なっていたことが知られている.また,その声調は特定の条件で変化するケースがあること(「中低形の回避」),また特定の条件と一致していなくても,規範的な声調と一致しないケースがあること(「原音声調非対応例」)が知られている.この二つの現象は,個別資料の研究の中で報告されることが多いため,計量的な研究は少ない.本稿は,この上記の現象を計量的に検討するために,『資料横断的な漢字音・漢語音データベース』と,筆者が作成した「呉音・漢音音形リスト」と「呉音・漢音声調リスト」を照合させることで,字音系統と声調の対応関係を自動的に判定するプログラムを作成した.検討の結果,中低形の回避は,先行研究に指摘される字音系統との関係が認められ,原音声調非対応例については,全体の10%程度出現することを明らかにした.},
 title = {『資料横断的な漢字音・漢語音データベース』を用いた漢語声調の定量的検討:中低形の回避と原音声調非対応例を中心に},
 year = {2025}
}