@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00200161,
 author = {吉村, 夏一 and 多和田, 雅師 and 田中, 宗 and 新井, 淳也 and 徳, 礪 and 八木, 哲志 and 内山, 寛之 and 戸川, 望},
 issue = {21},
 month = {Nov},
 note = {イジングマシンを用いて組合せ最適化問題の準最適解を高速に得るためには,組合せ最適化問題からイジングモデルへのマッピングを考える必要がある.本研究では組合せ最適化問題のひとつである誘導部分グラフ同型問題に注目する.誘導部分グラフ同型問題は対象となるグラフ構造の中に特定の構造を持つ部分グラフが存在するか否かを判定する問題であり,集積回路から不正回路を探索する際や化学物質中における特定の化学結合パタンを探索する際など多くの現実問題に出現する.特にそれらの現実問題では厳密には特定のグラフ構造を持たないとき,近い構造を有する不正回路や化学結合パタンを探索したいという需要が存在する.本稿では,誘導部分グラフ同型問題をイジングマシンによって類似的に解く手法を提案する.グラフ構造の類似性の尺度としてグラフ辺編集距離を定義する.厳密に誘導部分グラフ同型性が成り立つときはグラフ辺編集距離が 0 であるとし,誘導部分グラフ同型性が成り立たないときはグラフ辺編集距離をもとに定量的に近いグラフを探索する.提案手法ではイジングモデルのエネルギー関数として,一方のグラフが他方のグラフに対して,最も近しい誘導部分グラフとなるときイジングモデルのエネルギーが最小となるよう定式化する.定式化されたイジングモデルにより,定義したグラフ辺編集距離のもと誘導部分グラフ同型に最も近いグラフを探索することを可能にする.提案手法により類似誘導部分グラフ同型問題を実際にイジングモデル上で求解した結果を報告する.},
 title = {イジングモデルによる類似誘導部分グラフ同型問題の解法},
 year = {2019}
}