@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:02000811,
 author = {緒方,彬人 and 光来,健一},
 issue = {5},
 month = {Feb},
 note = {仮想マシン(VM)はマイグレーションによって別のホストに移動させることができるが,VMのメモリサイズに比例した時間がかかる.そのため,大容量メモリを持つVMでは,移送先ホストの負荷増大やネットワーク混雑など,マイグレーション開始時から状況が変化する可能性が高くなる.このような場合,移送先をより適したホストに変更することが望ましいが,移送先変更の際にはマイグレーションを一旦キャンセルする必要がある.それまでに転送されたVMの状態はすべて破棄されるため,再度すべての状態を転送し直す必要が生じ,再び状況が変化するリスクがある.本稿では,マイグレーションをキャンセルせずに移送先ホストを柔軟に変更できるシステムDCmigrateを提案する.DCmigrateはマイグレーションを部分的にキャンセルすることで,移送元ホストから未転送のVMの状態のみを新しい移送先ホストにシームレスに転送する.それに加えて,古い移送先ホストは移送元から受信済みのVMの状態を保持し続け,それを新しい移送先ホストに転送する.2つのホストからVMの状態を並列に転送し,それぞれのホストからの転送量を最適化することにより,マイグレーションを効率化する.DCmigrateをlibvirtとQEMUに実装し,移送先変更後のマイグレーション時間が短縮できることを確認した.},
 title = {VMマイグレーションにおける効率的な移送先変更手法},
 year = {2025}
}