@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:02000723,
 author = {服部,真吾 and 佐藤,聡},
 issue = {37},
 month = {Feb},
 note = {Webサービスでは,システムリソースの制約により同時接続可能なセッション数に上限が存在する.Apache HTTP ServerやNginxに代表される既存のサーバソフトウェアでは,上限に近づくと新規セッションを一律に制限する静的な制御を行う.また,リソース使用状況を指標とする動的な制御手法も提案されているが,これはセッションごとの処理時間の差異を考慮していないため,システム全体のスループットを最大化することが困難である.本研究では,TCPセッションの3-Way Handshakeから得られるRTT(往復時間)を処理時間の推定指標とみなし,RTTの大きいセッションの受け入れを制限するセッション制御手法を提案する.リトルの法則に基づき,RTTが大きいセッションを制限することで単位時間あたりの処理可能セッション数を増加させ,スループット向上を図る.本手法は,サーバやクライアントの改修を不要とする透過的な仕組みでRTTを計測・制御に活用する.評価実験により,提案手法を導入した場合,セッション数が一定のしきい値を超えた際に,RTTの小さいセッションを優先的に受け入れることを確認する.これにより,セッション数が増加した際にもセッションあたりの処理時間を抑制し,システム全体のスループット維持に寄与することが期待される.},
 title = {TCPハンドシェイクより計測された往復時間に基づく動的な接続可否決定手法の提案},
 year = {2025}
}