@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:02000233, author = {熊代,壮晟 and 木崎,一廣 and 藤橋,卓也 and 杉浦,慎哉 and 若土,弘樹 and 渡辺,尚 and 猿渡,俊介}, issue = {1}, month = {Feb}, note = {IoTデバイスやドローンへの無線給電に有効な手段としてマイクロ波無線電力伝送が注目されている.本研究では,マイクロ波無線電力伝送における伝送効率の向上を目的として,Intelligent Reflecting Surface(IRS)を活用する.IRSは,電波の反射特性を制御可能な板状のデバイスであり,無線送受信機間に配置することで伝送効率の向上が期待される.しかし,既存の反射位相最適化手法では,逐次的なフィードバック制御による最適化や離散的な反射位相での最適化が主流であり,フィードバック時間のオーバーヘッド及びビーム形状の制限という課題がある.本稿では,曲線回帰に基づく反射位相最適化手法を提案する.提案手法は,受信電力の測定値を用いて,伝搬環境を表すパラメータを曲線回帰によって最適化し,最適な反射位相パターンを導出するものである.また,連続的な反射位相制御を可能とし,全ての反射素子の反射位相を一度に最適化する.数値シミュレーション及び実装したIRSのプロトタイプを用いた実機実験により,提案手法は従来の逐次最適化手法に比べて受信電力が最大4 dB向上し,提案手法の有効性が確認された.一方で,実装したIRSでは反射位相の設定範囲が制限されており,最適化された反射位相がその範囲外となる場合があるため,IRSの設計の改善が必要であることも分かった.}, title = {マイクロ波無線電力伝送における曲線回帰に基づくIRSの反射位相最適化に関する一検討}, year = {2025} }