@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00198378,
 author = {田中, 雅光 and 長岡, 一起 and 石田, 浩貴 and 佐野, 京祐 and 山下, 太郎 and 小野, 貴継 and 井上, 弘士 and 藤巻, 朗},
 issue = {3},
 month = {Jul},
 note = {超伝導デバイスを用いた単一磁束量子 (SFQ) 回路は,100 GHz 級の高速動作を特徴とし,ポストムーア時代の高速 ・低エネルギー集積回路技術として期待される.我々は,SFQ 回路によるコンピューティング基盤の実現に向け,デバイス/回路/アーキテクチャの協創によるアプローチを行っている.これまでに,SFQ 回路の性能を最大限に引き出す,ゲートレベル ・パイプライン手法を取り入れた算術論理演算器 (ALU) の動作実証を進めてきたが,本発表ではエネルギー効率の改善を目的として再設計した ALU について報告する.この ALU は,動作電圧を従来の 1/5 の 0.5 mV に下げることで,消費電力の大幅な低減を実現している.ニオブ 9 層プロセスを用いて試作した ALU をオンチップテストにより評価し,30 GHz の動作を確認した.消費電力は0.3 mW 以下で,エネルギー効率は 100 TOPS/W を超える.本稿では,実証した演算器に基づき,SFQ 回路における消費電力と動作速度のトレードオフ,冷凍機の冷却コストも考慮した消費電力あたりの演算性能,並びに,エラー許容によるエネルギー効率改善の可能性検討について議論を行う.},
 title = {単一磁束量子回路に基づくゲートレベル・パイプライン算術論理演算器の高エネルギー効率化と0.3mW,30GHz動作実証},
 year = {2019}
}